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2025.09.30
無垢材で建てる家の良さ

自然素材がつくる、心地よい住まい ― 無垢材の魅力
スタンドバイホームは「ウッドエッグプロジェクト」という取り組みから生まれた、国産無垢材で建てる家です。
森を育て伐採し、また植える循環を通じて自然と人をつなぎ、地域の活性化にも貢献します。
「毎日を過ごす空間だからこそ、素材の心地よさは大切だ」――
その言葉通り、無垢材を使った住まいには、体で感じる安心感と五感で味わう豊かさがあります。
裸足で踏みしめたときのしっとりとしたやわらかさ、木目が織りなす美しい表情、年月を経るごとに変化していく風合い――
これらは合板や人工素材では生まれにくいものです。
無垢材は、家族の暮らしに静かに寄り添い、年月と共に育っていく素材です。
無垢材の特性と魅力を知れば、住まい選びの価値観もきっと変わることでしょう。
自然素材ならではの温もり
無垢材の家に一歩入ると、まず感じられるのは“やわらかな温もり”です。
たとえば、冬の寒い日でも、床を裸足で歩いたときにひんやりしにくく、ほんのりとした暖かさを足裏が感じることがあります。
これは無垢材が保温性と断熱性を併せ持っているためです。逆に、夏の暑い季節には湿気の多い空気を吸収し、さらりとした感触が得られます。
人工的な床材や合板ではこうした微細な温度・湿度の変化に対する“呼吸性”は出しにくく、冷えすぎたりベタつきを感じたりすることがあります。
また、肌に触れる素材なので、小さなお子さまやペットのいる家庭でも安心して使えます。
硬さや凹凸の具合、節や木目の出方など、無垢材ならではの自然な表情が柔らかさと肌触りを演出し、家中を包み込むような居心地をもたらしてくれます。
こうした“足で感じる心地よさ”は、言葉では説明しにくいものですが、家づくりにおいて無垢材を選ぶ大きなモチベーションになります。
心と体を癒す香り
無垢材には、木ならではのやさしい香りがあります。
この香りは「フィトンチッド」といわれる植物が放つ成分で、森の中で感じる空気の清々しさを思い起こさせるものです。
家へ帰ったとき、無垢の梁や床からふわりと木の香りが漂ってくると、心が自然とほぐれていくような安心感が生まれます。
このような木の香りには、ストレス軽減やリラックス効果、集中力の向上などが期待できるといわれています。
たとえば、仕事帰りに無垢材の室内を歩くと、ふと深呼吸したくなるような空気の清らかさを感じる瞬間が訪れます。
その瞬間こそが、無垢材のある暮らしがもたらす豊かさのひとつだと私たちは考えています。
四季を通じた快適さ
木は「呼吸する素材」と呼ばれることがあります。
つまり、湿気の多い季節には空気中の余分な水分を吸収し、逆に乾燥する時期には吸収した水分を放出する性質があります。
この“調湿効果”が、無垢材住宅の中で自然な湿度バランスを保ってくれます。
これによって、カビや結露の発生を抑え、室内の空気環境を整えやすくなるのです。
特に夏場の湿気や冬の乾燥に悩む東北地方の気候では、こうした自然の力が住まいの快適性を後押しします。
無垢材の調湿効果が補ってくれる分、冷暖房や除湿機器に頼る頻度を抑えることができ、光熱費の節約にもつながります。
機械設備の過度な稼働を抑え、無垢材という自然の素材と建物全体で調和を取ることで、住む人にも環境にも優しい暮らしを実現します。
時間とともに深まる美しさ
無垢材の最も魅力的な特性のひとつは、年月と共に風合いや色合いが深みを帯びていくことです。
新築時には明るく滑らかな表情を持っている木も、太陽光や紫外線、日々の生活と共に徐々に色味が変わっていきます。
これを“経年美化”と呼びます。
長年住み続けるうちに、小さな傷やシミもまたまとうように味わいとなり、家と暮らしが一体となって物語を刻んでいくのです。
その家に住む家族の記憶と時間が、木という素材とともに重なっていく――それも無垢材住宅ならではの魅力だと私たちは信じています。
住めば住むほど、愛着が増していき、次の世代へと残していきたくなる家。
そんな価値ある住まいを、無垢材は静かに支えてくれます。
モデルハウスで無垢の家を体感!
言葉だけでは伝えきれない魅力を、ぜひモデルハウスで実際に体感していただきたいと思います。
無垢材の香り、肌触り、温もり、そして空気感――これらは実際に空間に立って感じてこそ、本当の心地よさが伝わるものです。
展示場・モデルハウスでは、無垢材をふんだんに取り入れた仕様をご覧いただけます。
床や壁だけでなく、梁・天井・造作家具などのディテールにも無垢材を活かしており、空間全体として統一感と上質さを感じていただける設計となっています。
ぜひ、ご家族おそろいで、あるいはお時間を取ってお越しいただき、五感すべてで無垢材の家の豊かさを感じてみてください。
そして、住まい選びの視点を一歩広げるきっかけとしていただければ幸いです。