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2025.12.16

「平屋は地震に強い」は本当か?  青森県東方沖地震から考える、平屋の耐震性

「平屋は地震に強い」は本当か?  青森県東方沖地震から考える、平屋の耐震性

第1章|青森県東方沖地震が、私たちに突きつけた現実

先日発生した青森県東方沖地震
北上・仙台エリアでも揺れを感じ、「久しぶりに地震の怖さを思い出した」という方も多かったのではないでしょうか。

 

幸い大きな被害は限定的でしたが、テレビやスマートフォンから流れてくる地震速報に、
「この揺れが、もし夜中だったら」
「もし、もっと大きな地震だったら」
そんな不安を感じた方も少なくないはずです。

 

東北は、これまで何度も大きな地震を経験してきた地域です。

だからこそ、家づくりを考えるときに「地震への備え」は、避けて通れないテーマと言えるでしょう。

 

そんな中でよく耳にするのが、
「平屋は地震に強いらしい」
という言葉です。

 

果たしてこの言葉は、本当に信じていいのでしょうか。
今回は、青森県東方沖地震をきっかけに、平屋の耐震性について“イメージ”ではなく“構造の視点”から考えていきます。

 

第2章|「平屋は地震に強い」と言われる、構造的な理由

結論から言うと、平屋は構造的に地震に強くなりやすい条件を備えた住宅形式です。

これは感覚論ではなく、構造力学に基づいた事実です。

 

地震が起きたとき、建物には横方向の大きな力が加わります。

このとき影響するのが、建物の「高さ」と「重心」です。建物が高く、重心が上にあるほど、地震の揺れは増幅しやすくなります。

 

平屋は2階建てに比べて高さが低く、重心も低い位置にあります。

そのため、地震時に建物を倒そうとする力が小さく、揺れの影響を受けにくいのです。

これは、平屋が「地震に強い」と言われる大きな理由の一つです。

 

また、平屋は上下階の揺れのズレが発生しません。

2階建ての場合、1階と2階で揺れ方が異なり、その差が建物に負担をかけることがありますが、

平屋では建物全体が一体となって揺れに耐えやすい構造になります。

 

こうした点から、平屋は地震に対して有利なスタートラインに立っている住宅だと言えるのです。

第3章|それでも「平屋だから安心」とは言い切れない理由

しかし、ここで注意が必要です。
平屋は「地震に強くなりやすい」のであって、「何もしなくても安全」なわけではありません。

 

実際、過去の地震被害を見ても、平屋であっても倒壊や大きな損傷を受けた住宅は存在します。

その多くは、耐震設計が十分でなかったケースです。

 

平屋はワンフロアで生活が完結する分、広いリビングや大きな窓を設ける間取りになりやすく、

耐震性を確保するために重要な「壁量」が不足しがちです。

また、屋根面積が大きくなることで、屋根の重さがそのまま建物への負担となる場合もあります。

 

つまり、平屋という形だけで地震への安心が得られるわけではないのです。

住宅の地震に対する強さを決めるのは、「階数」ではなく、あくまで耐震性能という中身です。

第4章|「平屋 × 耐震 × 制震」という考え方

これからの地震対策で重要なのは、「倒れない家」+「壊れにくい家」という考え方です。

 

耐震は、建物そのものを強くして大きな地震でも倒壊しないようにする性能です。

耐震等級3は、その中でも最高等級にあたります。一方、制震は地震の揺れを吸収し、建物に伝わるダメージを抑える仕組みです。

 

近年の地震では、本震だけでなく、その後に続く余震によって住宅が傷み、最終的に大きな被害につながるケースが多く見られます。

そのため、繰り返す地震に備える制震対策が、ますます重要になっています。

 

スタンドバイホームでは、平屋の構造的なメリットを活かしながら、耐震等級3と制震を組み合わせた住まいづくりを行っています。
「平屋だから安心」ではなく、「根拠のある性能があるから安心できる平屋」を目指しています。

 

青森県東方沖地震をきっかけに、住まいの地震対策を改めて考える方も多い今。

平屋を検討されている方こそ、構造や性能まで含めた家づくりを、ぜひ一度確かめてみてください。

 

平屋の耐震性能について、モデルハウスで詳しくご説明しています。
北上・仙台のスタンドバイホームへお気軽にご相談ください。

 

 

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